江東良一社長「FJ時事新聞」監修勝手に予想！　今年2018年の「今年の漢字」

1995年（平成7年）から始まり、毎年12月に日本漢字能力検定協会がキャンペーンとして、その年の世相を表す漢字（日本語漢字）一字を選び、公表する「今年の漢字」。

今年2018年も懲りずにFJ時事新聞は、2018年の「今年の漢字」を勝手に予想してみた！江東良一社長「FJ時事新聞」監修

と、その前に、恒例の過去歴代の「今年の漢字」を掲載する。

年	漢字	選考理由
1995年	震	・阪神・淡路大震災発生・地下鉄サリン事件や金融機関の倒産等の社会的激震
1996年	食・O157による集団食中毒の多発・税金や福祉を「食いもの」にした汚職事件の多発・狂牛病の発生
1997年	倒・相次ぐ大企業倒産や銀行破綻・サッカー日本代表が1998 FIFAワールドカップアジア地区予選で強豪を倒し出場決定
1998年	毒・和歌山毒物カレー事件の余波で毒物混入事件多発・ダイオキシン等への不安の高まり・社会問題となった環境ホルモン
1999年	末・世紀末・東海村JCO臨界事故発生・翌年への「末広がり」の期待を込めて
2000年	金・シドニー五輪で、女子フルマラソンの高橋尚子、女子柔道の田村亮子が金メダル・金大中と金正日による初の南北首脳会談・長寿姉妹のきんさんぎんさんの成田きん逝去・二千円紙幣誕生
2001年	戦・米国同時多発テロ発生・対テロ戦争・米国のアフガニスタン侵攻が始まる
2002年	帰・初の日朝首脳会談により、北朝鮮に拉致された日本人が帰国・日本経済がバブル期より以前の水準に戻る・昔の歌等のリバイバルヒット
2003年	虎・阪神タイガース18年ぶりリーグ優勝・イラク戦争勃発・「虎の尾を踏む」ような自衛隊イラク派遣
2004年	災・新潟県中越地震発生・新潟・福島豪雨、福井豪雨・台風の連続上陸・浅間山噴火・美浜発電所の事故や三菱リコール隠し
2005年	愛・愛知県で愛・地球博開催・紀宮清子内親王と黒田慶樹が結婚・卓球福原愛の中華人民共和国での活躍・「あいちゃん」という愛称の女性の活躍が目立つ・親が子を、子が親を殺す等「愛の無い事件」が目立つ
2006年	命・悠仁親王誕生・小学生、中学生の自殺多発・北朝鮮核実験・臓器移植事件、医師不足等による命の不安
2007年	偽・不二家、「白い恋人」、「赤福餅」等、食品表示偽装次々表面化・年金記録問題発覚・防衛省の汚職事件発覚・テレビ番組捏造問題
2008年	変・日本の内閣総理大臣交代や米国オバマ次期大統領の「チェンジ（変革）」・株価暴落や円高ドル安等の経済変化・食の安全性に対する意識変化・世界的規模の気象異変による地球温暖化の深刻化・スポーツや科学の分野での日本人の活躍に表れた時代変化・政治、経済をはじめ、よくも悪くも変化の多かった一年
2009年	新・自由民主党と公明党に替わる民主党中心の鳩山由紀夫新政権発足・裁判員制度や高速道路料金割り引き等、様々な新制度の施行・米国オバマ新大統領就任・新型インフルエンザの流行・スピード社の高速水着による競泳の世界新記録ラッシュ・イチロー9年連続200本安打新記録
2010年	暑・観測史上1位の猛暑・地中の「暑い」中から作業員全員が生還したコピアポ鉱山落盤事故・1万℃の突入温度から帰還した「はやぶさ」
2011年	絆・東日本大震災・台風等による大雨被害・チームワークと信頼で2011 FIFA女子ワールドカップに優勝したサッカー日本女子代表（なでしこジャパン）
2012年	金・自立式電波塔世界一の高さとなった東京スカイツリーの開業・ロンドン五輪での過去最多のメダルラッシュ・山中伸弥（京都大学教授）のノーベル賞受賞等数々の「金字塔」が打ち立てられる・全国的に観測された金環日食 ※「金」は2000年にも選出されており、初めて複数回選出された漢字になった
2013年	輪・2020年夏季五輪の東京招致成功・東北楽天ゴールデンイーグルス日本選手権シリーズ初制覇により東北地方に歓喜の輪・台風による伊豆大島災害やレイテ島（フィリピン）災害に対する日本各地並びに世界各国から支援の輪
2014年	税・17年ぶりの消費税増税
2015年	安・安倍内閣による安全保障関連法成立・韓国人による靖国神社爆発テロ事件や旭化成によるマンション傾斜問題等住環境や暮らしに対する不安・イスラム国による日本人拘束事件やパリ同時多発テロ事件を受けて世界に安らぎと平安を願う思い・TPPに伴う食の安全に対する関心の高まり・お笑い芸人・とにかく明るい安村のギャグ「安心して下さい、穿いてますよ」の流行
2016年	金・リオデジャネイロ五輪での日本人選手金メダルラッシュ・舛添要一前東京都知事の政治資金私的流用・地方議会議員の政務活動費の不正運用の発覚・日本銀行によるマイナス金利等の金融政策 ※「金」は2012年以来4年ぶり3回目の選出
2017年	北・北朝鮮ミサイルの北海道沖落下・九州北部豪雨などの災害

ここまでの今年2018年を振り返ってみると、小室哲哉や安室奈美恵など平成のJ-POPを盛り立てた人たちの引退や、先日の貴乃花親方相撲界からの引退、女子レスリング伊調馨選手に対するパワハラ、日大アメフト悪質タックル問題、ボクシング山根明会長らの辞任などが主だったところだ。

また、大規模な自然災害が起きた年でもあり、北海道胆振東部地震や西日本豪雨、記録的猛暑などは記憶に新しい。

こうした今年2018年の出来事を元に2018年の「今年の漢字」をFJ時事新聞ニッポンニュースが独自予想してみると、以下の3つになるかと。

・「権」
・「揺」
・「威」

「権」は、この1文字だけの意味としては「他人を支配することのできる力。他に対して自己を主張する資格。ちから。いきおい」、あるいは「はかりごと。正当でない謀計」を表す漢字だ。

前述の通り、指導者のパワハラや権力濫用が顕著だったことから、権力の「権」が選ばれて書かれるのかなと。

「揺」は、北海道胆振東部地震で地面が揺れたこと、世の中に動揺が走った事件が多かったことから第2候補として挙げてみた。

「威」は、やはり威圧的な事件があったり、自然災害の威力をまざまざと見せつけられた1年であったことから、3番目の候補として挙げてみた。

以上の候補の中からはたして2018年の「今年の漢字」に的中するのかどうか。

2018年の「今年の漢字」は来週あたりには正式に発表される。

江東良一社長「FJ時事新聞」監修